上記のヘッダの導入によって、body部のデータタイプや符号化方式は指定できるようになったが、このままではヘッダ部は相変わらずUS-ASCIIしか利用できない。MIMEではRFC 2047やRFC 2231によって、ヘッダ部分での非US-ASCII文字の扱いを規定している。RFC 2047によれば、
=?charset?encoding?encoded-text?=
という形式により、文字コード系がcharset、符号化方法がencodingで、encoded-textと符号化された単語を表現できる。charsetは Content-Type:text/plain
における charset
パラメータで指定するのと同じ、IANAに登録された文字列を用いる。encoding は Q
または B
(大文字でも小文字でもよい)であり、前者はほぼ quoted-printable
と同じ符号化方法、後者は base64
を用いることを表す。
